※以下の内容は上級者向けの内容です。自信、時間のない人はOpenRTM Luaのcorba_cdr対応版を使ってください。
OpenRTM-aist 1.0系付属のDataPort.idlはOiLでは読み込めないため、OpenRTM-aist 2.0付属のDataPort.idlが必要になります。
corba_cdr対応版では他のIDLファイルを改変することでDataPort.idlの読み込みを可能にしていますが、通常版はOpenRTM-aist 1.2以前、およびOpenRTM.NETと通信することができません。
ただ、開発中のOpenRTM-aist 2.0とは通信できるため、OpenRTM-aist 2.0(開発中)のインストール方法を説明します。
OpenRTM-aistを各自の環境でビルドする必要があります。 まずはビルド済みのomniORBを入手します。Visual Studio、Pythonのバージョンが合っているものを選んでください。
TortoiseSVN等で以下からOpenRTM-aist 2.0のソースコードを入手します。
OpenRTM-aistのフォルダに移動して、以下のコマンドでビルドします。
mkdir src\lib\coil\common\coil move src\lib\coil\common\*.* src\lib\coil\common\coil copy build\yat.py utils\rtm-skelwrapper mkdir build_omni cd build_omni cmake -DOMNI_VERSION=42 -DOMNI_MINOR=2 -DOMNITHREAD_VERSION=40 -DORB_ROOT=C:/workspace/omniORB-4.2.2-win64-vc141 -DCORBA=omniORB -G "Visual Studio 15 2017 Win64" -DCMAKE_INSTALL_PREFIX="C:/workspace/openrtm_install" .. cmake --build . --config Release cmake --build . --config Release --target INSTALL
omniORBを配置したフォルダ、コンパイラの種類、インストールするフォルダは適宜編集してください。
環境変数OpenRTM_DIR
にC:\workspace\openrtm_install\2.0.0\cmake
を設定してください。
インストールしたフォルダが違う場合は適宜変更してください。
これでインストール完了です。